作詞家 星野哲郎特集を見て泣いた。

あんこ椿は恋の花、365歩のマーチ、黄色いサクランボ、兄弟舟などなど。

汗かき べそかき 歩こうよー

更年期と老病死の歌だ。(勝手に)

昔はテレビの歌番組を見ながら笑顔で大声でいっしょに歌ってた歌詞の意味をあらためて知ると、結構ちょちょぎれる。

昭和って65年くらいまであったんだっけ?でも55年くらいで今みんなが懐かしむ昭和は終わっちゃってるように感じたな。

悲喜こもごも含めた昭和のロマンチシズムも星野さんの歌の中に感じたけど、思い通りにならないけれど耐えて耐えて前に進む、そんな演歌独特の昭和ど根性のほうが強く込められていた。

そういった歌詞の数々は、ざらついた紙とペンから生まれたもので、決してキーボード入力では生まれない気がした。やっぱりアアログな世界にデジタルが出現したことが、世の中の空気を変えた大きな原因なのかな。

日本の中でも、水や土や草や、自然にすぐ触れられるような場所に住んでいる人の中には、まだ昭和歌謡を理解できる空気が残っているのかなと思うけど、豪雨や洪水のニュースを見ながら雨のあの字にも触れることなくマンションの部屋にこもっているのに昭和歌謡で泣けちゃうのは、やっぱり紛れもない昭和生まれってことじゃ。