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大好きな呉服屋さんがあって、もう買えもしないのにたまに行ってしまう。

小さなお店なので店内を見回して帰ってくる、という風にはならず、きものなんてまったく見ないで、ただおしゃべりをして帰ってくる。

いつも気の利いたお菓子と、素敵な古伊万里の茶碗で美味しいお茶を出してくれて、わたしは汗をかいて「すいません、すいません、、、」といいながらもやっぱりお菓子を食べお茶をいただき、くだらない諸々の無駄ばなしをしてしまう。

いつも美味しいお菓子をごちそうになるばかりで申し訳ないなと思っているので、昨日はわたしの大好きなお団子を差し入れに持って行った。

本来ならば、美味しいお菓子のへのお返しは、豪華なお買い物なんだが、ちょっとそれはなかなかできない・・・ 招かれざる客ってことなんだけどね。

きのうはお茶と一緒に銚子鉄道?と書いてあるぬれせんべいを出してもらった。きょうはわたしがお菓子を持って来たのだから食べてはならぬ食べてはならぬと最後までお茶は飲んだがぬれせんには手をつけなかった。

帰るとき、奥さんが「これよろしかったら」といって春の展覧会のとき粗品につくったというハンカチを渡してくれようとした。わたしは美味しいお菓子を食べ、お茶をいただき、そのうえいつもおみやげまでいただいて何も買わずに帰って来るのが恒例で、本当に行かなきゃいいのに行ってはいつも大変恐縮してしまいお断りするのだが、最終的に断りきれないのがわたしのいけないところで、はぁ、いつもいつも申し訳ありません、とかいって結局もらってしまうのだ。奥さんはハンカチをお店の封筒に入れるとき、直径10cmは超える大きなぬれせんまで封筒に無理矢理はさんでくれて、うぅぅぅ。

結局さんざんしゃべったあげく、全部いただいて帰ってきたのであった。

きょうは椅子に座ることも許さない!と自分にいって聞かせて行ったのに、どうぞどうぞの笑顔につい調子にのってしまったのがいけなかった。美味しいお団子だけ置いてさっと風のように去って行く、どうしてそういうカッコいい女になれないのか。

ぬれせんが置かれていたガラスのカウンターのなかにあった、はじめて見た草木染めのストール、あったかそうで素敵だったなあ・・・ あれくらいだったら買えるんじゃないかなと、帰り道歩きながら思うのでありました。

お店の近所の松坂屋がなくなり、食料品を気軽に買えなくて困っているという奥さんと盛上がった話題が、肉の日山が美味しいという話で、わたしの審美味眼もまんざらでもないなと思ったのでありました。

新しいのは無理だから、せめてきもの着ないと・・・