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きょうは世にいう谷根千あたりを散歩する。

根津で地下鉄をおりるはずが間違えて湯島でおりてしまい、不忍池を横に見ながら上野公園からトコトコ歩く。

途中何十年かぶりで上野動物園の脇を通り、獣臭さを懐かしく嗅いだ。こういう臭いだっけ。

まったく下調べなくいったので、自分の嗅覚のみを信じ、よさそうな道を適当に曲がる。本なども目にするくらいだから、小さくておしゃれなカフェが並ぶような町かと思っていったら、完全に住宅街なのね。植木鉢がたくさん玄関先にならんでいるような民家がたくさんあり、わたしがこどもの頃の近所の風景みたいだった。

2時を過ぎていてお腹が空いていたけど、あまりピンとくるお店がなく、ある器のお店に飛び込んで、お昼によいお店を教えてもらった。おもしろいカフェだったけど、ちょっと緊張するような雰囲気だったので・・・

そのあと甘味屋さんで小倉アイスを食べて、日暮里へむかう途中谷中ぎんざという商店街を通った。ここ鎌倉の小町通り?かミニ浅草仲店通りみたい。おそうざいを売ってる店が充実していて、コロッケを何度見かけただろう。4時からはセールがあるようで、地元の人たちが行列をつくっていた。半分観光地化しているような匂いはあったが、それがまたおもしろく、めずらしい商店街だなと思った。

谷根千散歩の〆にふさわしいにぎわい。

 

この1ヶ月の間、府中、小川町、亀戸、そして今日の谷中、根津、千駄木と、多分これまでいったことのない町を歩く機会があった。というより、機会をつくってもらったが正解。

これまでかなり狭い世界に生息してきたという実感をもってはいたが、こうして実際名前は知っているがいったことのない場所をふらふらしてみると、当たり前だけどまったく違う空気が流れていて、ちがう宇宙に来たみたいだった。わたしは異邦人だから、いつもとは違う緊張感もあり、さらに新鮮な気分なった。

府中のスタンドで感じた5月の風、亀戸で一度にたくさん亀を見た驚き、そして今日谷中ぎんざのはしっこの階段から見た景色、どれも衝撃的ではないけれど、これまで感じたことのない小さな驚きがあって、きっとわたしの頭のなかにもよい刺激をたくさん与えてくれただろうな。

そしてそんな機会を与えてくれたことに、感謝。