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世の中があまりに静かで驚く。どこか田舎に来たみたいだ。

家にいるということはこんなにも音がないものなのか。遠くでザーというグレイなノイズがするだけで、人の声や気配がまったく感じられない。部屋のなかの扇風機の音が妙に大きく聴こえる。

55からのハローライフだっけ? ドラマでリリーフランキーがやった早期退職の男のことがよく分かる気がした。

仕事をしているときはどこかの電話が鳴ったり、誰かが電話で話していたり、打ち合わせをしていたり、来客があったり独り言をいったり足音がしたり。常になにかしらの音を聴いていた。大っ嫌いなやつの自慢話や高笑い、毎日毎日くり返される下らない天気の話にうんざりしてストレスをばんばんに溜めていた。それを懐かしとかそこに帰りたいとは思わないが、普通の日常というのは音や人の気配に溢れていたなとあたらめて思う。

でもそういうストレスがない、ノイズだけでなんの気配も感じられない世界にいると、ただただぼーっとして呆けてしまうんじゃないかと不安になる。