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ときどき静寂がうるさくて、耐えられなくなるときがある。

いいかげにしろ!と叫びたくなるほど。

半透明なノイズ、自分で自分の声を聴くことがない静けさ。

永遠につづくような気がする。

なのにテレビがうるさいとボリュームを下げたくなる。変なの。

 

きょうは大きなテーブルを数人で囲み、人の話を聞いたが、久々にそういう状況になり、自分の性格を再認識した。

聞いている側の反応があまりにも少ないと思ったわたしは、耐えられず間の手をいれたり、質問したりと、声をはさまずにいられなくなった。気づいかいといえばそうなのかも知れないが、周囲から和をぶっこわしていると思われているわたしは、意外にも複数の人と会っているときは和を気にする性格なのだ。誰かが気まずい思いをしてないかとか、誰かしゃべりたそうにしてないか、つい考えてしまう。だって調和重んじる天秤座だから。か?

わたしが気をつかって口を挟まなくても、別にみんなしゃべたいときにしゃべり、黙りたいときに黙っているだけなのに。調和というより、やっぱり人の顔色をうかがってしまうたちなんだろうな。

 

その後3人でお茶を飲んだ。友達ではない人たち。

うるさいほどの静けさの中で、わたしの社交性はゼロに近くなっていたが、はじめてのメンツでアイスコーヒーを飲んでしゃべりながら、ああ、わたしはこういう風に人と話すのか、わたしはの話す声はこんな声なのかとまた再認識した。

 

最近読んだ茂木健一郎の本に、考え過ぎないこと、と書いてあった。うつ病の人はつい考え過ぎてしまうのであまり考えないようにしましょうと。考え過ぎないようにというのには納得したが、うつの人は考え過ぎてしまうことが症状なんだから、そこは理解していないのではと思った。帯状疱疹の人に水疱が出るように、考えなくていいことを考え過ぎてしまうのがうつの症状なんだから。

わたしの症状は雑音に満ちた普通の生活をしているときよりかなり薄れてきたが、最近家の中でも自分の行動が、とてものろまに思えて仕方ない。

なんというか・・・、ひとつのことをする前にどうやったら効率よく動けるか考え過ぎて動きが遅くなってしまうというか。料理をしているときが一番顕著で、仕事をしていた頃のようにフルスピードで作業ができない。おたまを持って、冷蔵庫を開けて、鍋を火にかけて、といちいち考えながらやっていて間が抜けている。作業と作業の間が分断されていて、流れるように滑らかにならない。

かといって時間が倍かかっているかというとそうでもないんだが、これもありあまる静かさが原因か。

喧噪の中で生まれ育ち、仕事もしてきたので、やっぱり元来静けさが苦手なんだろうな。田舎で見る満天の星空が苦手なように。