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マンションの入口のインターホンが鳴り、モニターを見たら眼鏡をかけた男だったので、また宗教かなんかの勧誘かと思い、無視しようとしたら「あけてー!」と悲鳴のような声がしたのでよく見てみたら甥っ子だった。

近くのレストランで家族で食事をしたらしく、そのお土産を持ってきたのだ。

いま6年生だが、半年以上会っていなかったので、ずいぶん大きくなっただろうと思って1階まで降りていったら大して変わらず、相変わらずのふにょふにょだった。

朝顔の二葉が開いたので、ぜひ上がってそれを見てってと無理矢理拉致し、暗くなったベランダを見てもらい、なんもあげるものもないので冷蔵庫の完熟梅のコンポートを食べさせたら顔をすごくゆがめたので、これは想像を遥かに超えて美味しいという意味だなと思ったら、すっぱいよ!とでも嬉しそうな顔をした。(と思う)

お返しにもたせるものをかき集め、「これっていかにも親戚のおばさんみたいだよねー」といったら、「ちがうよ、全然おばさんにみえないよ〜」とよいしょをしてくれた。永遠にそういってもらいたい。

あまり受験のことで頑張れ的なことはいわなかったけど、受けたいと思ってる学校は、わたしの大好きな陶芸家とか最近売れっ子のデザイナーとかが卒業してる学校だよ!と夢をふくらませるようなことだけいっといた。

そして今度はプールでも行って、いつもタラコスパゲティだからなんか違うものを食べに行こうねって、デートの約束をした。

前からやせ形でふにょふにょで、いじめられてると昨日も聞いたせいか、だいじょぶかなと心配になる。ちゃんと食べているのかなとか、ストレス溜めてないかなとか。父親は次男ばかり贔屓するところがあり、怒られるのはいつも上のほうだ。もちろん生まれてすぐから知ってるし、ずっと仲良く遊んできたから、おばさんに見えないおばさんでも愛情はそれなりに深い。あっちもそれなりにわたしのことを好いちょるみたいなので、わたしと遊んだり話したりすることが少しでも支えというか、なにかの役に立てばいいと思うが、わたしはダメダメだからなー。わたしのほうがちゃんと仕事でもしてお小遣いあげられるぐらいの経済力がないと、あっちとしても遠慮しちゃうだろうし。でもわたしは決してあの子のことは嫌いにならないから、いつでもウエルカムだし、全面的に味方だよ!と心の中でいってあげたい。きっといわなくても通じるだろうから。

今はふにょふにょだけど、中学3年生くらいになったら身長もわたしぐらいにはなって、おしゃれに気をつかいながらも何かに熱中してるような男の子になってるといいな。

そこらへんのボケ!!うちの甥っ子をいじめたり、しかとすんじゃなーい!!!!!

あの子は平和主義なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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