NHK認知症の番組をみた。

結局これまでも大事だといわれていたことが、化学的にだったり、統計の結果などで証明されたということなんだな。

ユマニチュードは前にも見たが、言葉としては人間的な練習ということでしょう。認知症の人の人格を認めて、普通の人として気持ちがいいようにやさしく接するということなんだよね。

脳梗塞のシロスタゾールという薬が認知症の進行を遅らすのに効果があるとわかったのは画期的なことだと思うが、それはお医者さんが患者さんを注意深く観察していった結果で、認知症に限らず、そして病気に限らず、問題を解決するためにはその対象を身近に思いながら、注意深く見続けるということが大切なんだなとあらためて思った。

やさしく触れるというのも、ユマニチュードと一緒だと思うけど、ストレス物質が海馬に溜まらないようにするためとやっていたが、これは最近わたしが気になっているオキシトシン効果とおなじことだと思う。ワシントン大学の先生の話のなかには出てこなかったが、きっとオキシトシンはどこかでその助けになっているだろう。

前も書いたが、うつのために恐怖感がずっとつづいている頃、美容室へいったら帰りには妙に気持ちが軽くなった経験がある。あの時も美容師さんにオキシトシンの話を持ち出し、たくさん頭や髪の毛を触ってもらい、肩までのマッサージもしてもらってオキシトシンがたくさん出たんだと思うといったが、オキシトシンは記憶力や学習能力にも影響があるそうだから、認知症の人を含め、脳の病気の人の症状の改善には必要な物質なんだろう。

ただ、問題なのはそれが家族であるにしろ職業であるにしろ、笑顔でスキンシップをたくさんとるような対応が出来るかといって、肉体的にも精神的にも、そして時間的にも、できない!というのが一番の問題だ。わたしも最近になって余裕のあるときは母の手をとったり、背中をさすったりするようになったが、認知症がはじまってお互いがパニックになり、徘徊などをふくめ様々な失敗が勃発していた頃には、汚いものでもみるような気持ちで、母親の体に触るなんてとんでもないと思っていた。そもそもスキンシップなどほとんどなく育ってきたので、親から触られる親に触るということに全くなじみがない。よく洋服を取り替えっこして、渋谷あたりを腕組んで歩いているような仲良し親子なら、今後親が認知症になってもよい対応ができるかも知れないね。

生活習慣病対策でもある、適度な運動とバランスがよい食事がおなじように認知症予防につながるそうだが、これはすべての病気についてもおなじことだよね。結局からだにいいということは、なんの病気にもいいってことだ。それぞれの病気がバラバラの研究されているから、つながって考えられるのが難しいのだろうが、イギリスで心筋梗塞脳梗塞認知症がつながって認識されているというように、早く日本でもそれぞれの取り組みがつながってくればいいと思う。

最近自分自身の短期記憶があぶない状態で、なんだか思いつくままにしか書けないのだが、やはりイギリスだったかな、患者の健康管理をつづけると医者にポイントが加算されて給料がアップするシステムがあることを知った。ちょうど今読んでいる本におなじことが書いてあり、ドーパミンという何かをしたい!と思うときに分泌される物質がたくさん出るような仕組みが世の中に溢れていて、それが人に衝動買いをさせたり、食欲を増進させたりして、購買意欲をあおっているのだそうだ。人参があるから走るみたいなことかな。だから期限までにきちんと納税した人には何%か戻ってくるというシステムにすれば、納税意欲が高まると書かれていた。この方式を医療現場に取り入れたってことだよね。

このシステムを導入したことで、発病が減り、医療費も減るので、それを医者へのポイントに当てられるということだ。

これは目からウロコというか、わたしの考え方ももちろんだが、もっとよい薬はないかとか、もっと手厚く介護するためにヘルパーさんを増やせないかと、人もお金もかかるほうへばかり頭がいってしまうのだが、頭を柔らかくしていい意味のマイナス思考にならないといけないのかなと思った。

でも、ある程度悪くなってしまった認知症が劇的に回復するなんて、ほんの一例だし、昨日会ったような悲惨な事件はまだまだ起こるだろうし、さっきのテレビの内容は将来にとっては明るい情報だと思うけど、自分が今の状況ではどれだけ取り入れられるのかなとも思ってしまうけど。