友達の娘が成人式に振袖を着るので、わたしに着付けをして欲しいといわれた。

多分彼女が知るなかで着物を着るのはわたしくらいだったからだろう。

なんでも安請け合いをする人間なので、どうにかなるさと(いやかなり不安が過ったが)引き受けることにした。

では、持ってる帯結びの本で勉強するかと本棚を探したら、いつも見ていた本はなく、かわりに見たこともない振袖の帯結びが200くらい載っている本がなぜかあった。

こんな本、なんでわたしが持ってんだろう・・・

しかしきっとこの日のためになぜだかうちにあったんだろうとパラパラめくってみた。

正直チンプンカンプンでなんにもわからない。本を見ていても方法を推測することさえできない。

別の本で振袖にはもっとも一般的でクラシカルな「ふくら雀」というのだけ、どうにか理屈が分かったが、あとは本当に難しい。

本ではダメなのでYouTubeでの勉強をはじめた。

そしたらまず長襦袢の前の補正やらなんやら、14パートくらいに分かれているビデオを真剣に見たが、着付けしているおばさんの「コツ」があまりにもギョウサンあり(関西のおばさんなんで)とても覚えられない。

ビデオを見ている間に道具が必要だということに気づいた。最低でも着物クリップが10個くらいは必要だし、袋帯を飾り結びする(フリルが何個も飛び出している)ためには、腰紐の真ん中が3つに分かれたゴムバンドになっている紐が必要だ。またこれが大きなキモノ学院などのビデオになると、その学院で発明された補正下着だなんだと売ることを目的としたような道具類があれこれ出てくる。

◎子ちゃんには好きな帯結びを選んでね、と本を預けてきた。明日うちに来て本番前のリハーサルをやるのだが、わたしが理解できないような結び方を指定されたらどーしよう!

補正、長襦袢の着せ方、着物の着せ方、おはしょりの取り方、衿の整え方、脇の処理、帯結び、形もだがいかに形よく苦しくなく着せられるか、帯揚げは、帯締めは・・・

がー!

生まれてはじめて振袖を着る◎子ちゃん。それもお母さんやおばさんも着た、とっても上品で豪華な着物と帯を着る。

友達にはプロの着付師もいるっていうのに、わたしを選んでくれたことは嬉しいが、◎子ちゃん、これはかなりハードなワークだ。中山教授もきのうテレビでいってたっけ、ビジョンとハードワーク!

そう、ビジョンだ。

絶対失敗なんかにはならない、◎子ちゃんが後悔するようなことにはならない、みんながハッピーハッピー!

1月12日がそんな日になりますように〜