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消えてしまいそうな記憶

時々ふっと出てくる小さい頃の記憶。

でも透けるような淡い記憶で、近い将来にでもなくなってしまいそうなので書いておく。

 

小学生の頃は近所の神社で7のつく日に縁日があった。

たくさんの夜店が出るなかに、雑誌の付録だけを売っているような店があって、わたしが見つけて小躍りし、買った付録は小さな料理の本だった。どんな料理がのっていたか、そこはもうかなり記憶が色褪せ、なんとなく匂いのようなものが残っているだけだが、メロンかソーダのゼリーのような匂いが、このことを思い出すたび出てくるような気がする。わたしはその付録の料理本を見て、何かつくったのかな?

50代の結婚していない女性が、どの程度料理をするのか、興味をもっているのか分からないが、わたしのは子供の頃から料理することとか料理の本が好きだったんだな。

一番初めに買ってもらった料理の本は、こども向けのもので、確か仲良しだったタコが持っていたのを真似して買ってもらったんだと思う。ひとつだけ料理を覚えている。干し椎茸や挽肉や竹の子なんかと5ミリ角ぐらいに切って中華味に炒め、レタスに包んで食べるというもの。トロッと餡がかかったその炒め物の匂いの記憶は今でも鼻先に残っている。

 

これも小学生の時。M丸先生という若い先生が担任だったから、多分5年か6年。理科の授業で先生は、水に溶けないものなんかない!だからビーカーに水を入れたら分からないけれど少しずつ、ガラスは水に溶けているといった。

こども心にウッソー!と思った自分のイヒヒと笑った気持ちを今でも覚えてる。

いまだにそりゃ嘘だろうと、時々思い出す。